日本
日本は、東アジアにある民主主義国家。アメリカ・中国に次ぎ世界第3位のGDPを誇り、1200年以上(解釈によっては2600年以上)の歴史を持つ伝統的な国としても知られている。
地理[編集]
6852個の大小ある島々が南西から北東まで約3000kmにわたって連なっている。特に大きな4つの島、本島、北海道島、九州、四国は四島と呼ばれている。
また、47個の都道府県で構成されていて、それぞれの都道府県に都道府県庁所在地が存在する。
歴史[編集]
紀元前660年、神武天皇が即位したことで太平洋戦争まで続いた天皇による統治が行われることになる。現在の国名「日本」は、聖徳太子が当時の中国の皇帝に送ったとされる「日出る国の天子...」という文書が元とされている。
天皇による統治は蘇我馬子の協力を受けた聖徳太子によって大成された。701年、大宝律令が成立し、唐に習った律令政治が行われた。しかし大化の改新を行った中臣鎌足の一族である藤原氏が摂関政治を行って直接的な政治の実権を握ったことなどから、天皇中心の政治という聖徳太子の理想は約100年で潰えたことになる。その後、白河天皇が上皇となったことで院政を始め、藤原氏の権威は衰えていった。
武士の台頭により律令政治は完全に崩壊し、1167年に平清盛が武士として初めて太政大臣に就任してからは実質的な政治は武士の手によって行われることとなった。栄華を極めた平氏だったが、1180年に源氏が挙兵すると各地で敗北し(源平合戦)、5年後の壇ノ浦の戦いで一家滅亡した。現地で戦った源義経は、天皇の命によりその兄である源頼朝から禁止されていた職業についてしまい、東北まで逃げて奥州藤原氏に匿ってもらっていたが、藤原秀衡の死後に息子である藤原泰衡が義経を殺害し頼朝にその首を差し出したと言われる。
頼朝はその頃に鎌倉幕府を成立させていて(全国に守護と地頭を配置したのが1185年、征夷大将軍に任命されたのは1192年)、鎌倉幕府を中心とした政治が始まっていった。しかし、源氏の血筋は3代で途絶えてしまい、頼朝の妻である北条政子の一族、北条氏が代々執権を務め、京都から誘致した仮の将軍を前に出しながら実質的な政治は北条氏が行うという執権政治を行った。
執権政治は長く続いたが、2度の元寇によって武士の不満が爆発し、永仁の徳政令を出したが効果はなく、1333年、後醍醐天皇を中心に足利尊氏らが幕府を討伐した。後醍醐天皇は建武の新政と呼ばれる政治を行ったが、貴族のみに利益のある政治だったため再び武士の不満が湧き上がり、2年後の1335年、足利尊氏が京都に新しい天皇を立てて、後醍醐天皇を追放した。後醍醐天皇は吉野に逃れ、そこで南朝を開いたことで南北朝時代が始まった。尊氏は京都に室町幕府を作りそこで政治を始めた。南北朝の終結は3代目将軍足利義満の頃である。
1467年、将軍家の後継争いや管領家の覇権争いなどが重なって、応仁の乱が勃発した。11年間に及ぶこの乱で京都の街は焼け野原になり、室町幕府の権威は衰え、戦国時代が始まった。
政治[編集]
現在の日本の政治の中心は内閣総理大臣、その現職者は岸田文雄である。三権分立に基づいた政治体制が築かれており、国会・内閣・裁判所がそれぞれの権力を分担して担っている。
経済[編集]
日本はGDPランキングで世界3位である。経済は資本主義で成り立っている。